【S6シングル】反骨積みリレー【最高2094最終1717】
皆さん、S6お疲れ様でした。今期最終盤まで使っていた構築を紹介していきます。
今回はS2でreboさんが使い、S3で自分も使った並びに微調整を加えて流用しました。主な変更点はミミッキュ・ギャラドス・ボルトロスの枠ですが、改めてここで6匹全員を解説していきます。
基本的なコンセプトは積んで破壊。サイクルを回して相手の面倒を逐一見ながら戦うのが僕には苦手だったので、シンプルかつ明快な勝ち筋を求めてかつて使っていた並びを掘り出し、その上でなるべく原形のコンセプトを崩す事なく、環境に増えているポケモンへの対応を可能な限り目指しました。
カバルドン@オボンの実
慎重 砂起こし
215(252)-132-139(4)-x-136(252)-67
岩石封じ / 欠伸
ステルスロック / 吹き飛ばし
特筆するべき点や変更は無し。
強いて言えば、カプ・レヒレの自然の怒りで木ノ実が発動するようにHPを偶数に調整するべきだったかもしれません。比較的採用しやすく扱いやすい起点作成要員だとは思いますが遅いために挑発を喰らいやすく、上からの特殊高火力で一撃死が起こり得るなど、デメリットもあります。特に今期はゲッコウガやキノガッサなど激烈に苦手なポケモンが数を大幅に増やしていたので、このポケモンからの展開に拘り過ぎたのは自分の中では失敗かなと思っています。
パーティを構成する面子が全体的にあまり早くないのでS補助のために地震ではなく岩石封じで。
臆病 精神力 → 適応力
メガ前 : 147(12)-x-90-166(244)-90-156(252)
メガ後 : 147-x-108-191-90-180
ラスターカノン / 波動弾 ⇄ 気合玉
身代わり / 悪巧み
主に数値受けの破壊を担うポケモン。こちらもS3と同じ。
身代わりを持たせる事でZ技を透かしたりなどができ、欠伸との組み合わせで全抜き耐性を作りやすいのが強いです。
挌闘技に関しては個人的にはなるべく威力を重視するべきと考えているため気合玉推奨ですが、脱毛症の恐怖から殆ど波動弾で通していました。
陽気
メガ前 : 159(44)-131(212)-98-x-105-167(252)
メガ後 : 159-177-131-x-105-167
フレアドライブ / ドラゴンクロー
雷パンチ / 竜の舞
ルカリオより早いアタッカー+鋼のようなサイクルにはこのポケモンを通す事が多いです。ただでさえ刺さり気味なステルスロックが環境的に蔓延しており身動きがなかなか取れず、選出機会は多くはありません。数値受けがつらかったので、剣の舞 / ニトロチャージ / 逆鱗 / 雷パンチ に変える余地はあったかなと反省。時々この枠には剣舞持ちの珠や炎Zのバシャーモを入れていた時期もあります。
ミミッキュ@ゴーストZ(①)、フェアリーZ(②③)
化けの皮
①控え目
131(4)-x-100-112(252)-125-148(252)
シャドーボール / 呪い / 身代わり / 毒毒
②陽気
145(116)-139(228)-101(4)-x-126(4)-149(156)
じゃれつく / 呪い / 身代わり / 痛み分け
③意地っ張り
151(164)-143(156)-105(36)-x-126(4)-135(148)
じゃれつく / 影打ち / 剣の舞 / 呪い ⇄ 挑発
最も迷走した枠で、シーズンを通して幾度となく変更が加えられました。当初は①のような型も5〜6通り試していましたが前述したように構築単位で重く数を増やしていたゲッコウガを見る事ができないのと、汎用性が欲しかったため早々に廃案、終盤は②・③を交替で運用し、最終的には③に落ち着きました。ルカリオを選出できない場合のポリゴン2への削りを必要としていたため、呪いを搭載し威力を重視してフェアリーZ持ちに。呪いは火力が不足しがちなギャラドスの全抜き補助に有用でした。時折キノガッサ意識で挑発を持たせたりしています。
ボルトロス(霊獣)@電気Z
控え目 蓄電
175(164)-x-92(12)-216(252)-104(28)-128(52)
10万ボルト / 目覚めるパワー(氷)
高速移動 / ヘドロウェーブ ⇄ 気合玉
ルカリオとリザードンが呼びやすいスカーフ地面を起点にする裏のエース。基本的には最後の技はヘドロウェーブを採用しておりカプ・ブルル+ドヒドイデのようなタイプ相性で受けるサイクルに刺さりやすいですが、気合玉がないためにナットレイを倒せなかったりと一長一短です。攻撃技を減らすのは抵抗がありますが、崩しに特化するために悪巧みも搭載する余地はありそうです。
陽気 威嚇 → 型破り
メガ前 : 175(36)-177(252)-100(4)-x-122(12)-139(204)
メガ後 : 175-207-130-x-152-139
噛み砕く / 氷の牙
竜の舞 / アクアテール
最も選出したポケモン。特性によりミミッキュにある程度強いのが評価点。今期多かったカバリザグロスの並びに刺さる技範囲が優秀でした。以前は134だったSラインですが、メガミミロップなどを一舞で抜けるように引き上げました。滝登りの枠をアクアテールに替えることで一般的に多い(と思われる)耐久ラインのHABミミッキュ(例 151-124、161-114)がステルスロックダメージ+砂ダメージ+一舞アクアテールでほぼ落ちます(砂ダメ無しの場合は75%の乱数)。
個人的にはSMで一番信頼しているかもしれないメガ枠。
基本的には
の選出です。場合によってはミミッキュを先発に出し、カバ展開を阻害してくるポケモンを処理してからメガ枠(主にギャラ)の一貫を作ります。
辛いのは
等
相手のゲッコウガの型次第ですぐに半壊以上の損害を被るのも辛かったです。やはり環境に多いポケモンの対処を甘えてはいけない…
最高レート 2094
最終レート 1717
〜Special thanks〜
ルーシーさん、クラウディアさん、Vanさん(故人)、ブライトンさん、セイバーさん、LUNAさん、クゥリさん
対戦相手の皆様
ありがとうございました。
ウルトラサンムーンでまたいつかお会いしましょう。
【追記】
バシャーモ@炎Z
意地っ張り 加速
159(28)-187(236)-91(4)-x-92(12)-129(228)
フレアドライブ / 雷パンチ or 毒突き
剣の舞 / バトンタッチ
単体で抜くポケモンというよりは、メガ枠の一貫を作ったり場を荒らす感じで運用していました。剣舞からの炎Zフレアドライブで数値受けを突破してギャラドスにバトンで繋ぐ動きがとにかく強かったです。ルカリオと挌闘2枚で並んでいる事でギャラドスの苦手なポケモンに対して強烈な圧も働きます。
火力の都合でS補正を掛けられないのと、守るがないために出せる状況もかなり限られてきますが起点を上手く作れれば基本止まらないです。
このポケモンを採用していた時はミミッキュの呪いを電磁波に替えて使っていました。
アドバイスを下さったVanさん、ありがとうございました。